お洒落は足元から！ 振袖にあわせた履き物選び
誰が言ったのかはわからないけれどよく耳にする、
「お洒落は足元から」という言葉。
「スタイリングは靴で決まる」
「靴の選び方や状態でその人の人となりが分かる」
「靴は直接健康にも関わってくるから、きちんと選んだほうがいい」
そんな色々な意味を内包している不思議な格言ですが、
実際に有名なファッションデザイナーたちも
靴に関するたくさんの名言を残していたりします。
真っ赤なソールのハイヒールが有名なクリスチャン・ルブタンは
「A woman can be sexy, charming, witty or shy with her shoes.（女性は靴次第でセクシーにも可愛らしくも、知的にもシャイにもなれる）」
女性ファッション史に多大なる影響を与えたココ・シャネルは
「A woman with good shoes is never ugly（いい靴を履いた女性は決して醜くならない）」
パンクの女王と呼ばれるヴィヴィアン・ウエストウッドも
「Shoes must have very high heels and platforms to put women’s beauty on a pedestal（美しさを高みに引き上げるためにも、女性の靴には高いヒールとプラットフォームが欠かせない）」
と、皆さん「足元のお洒落」への強いこだわりが伝わってきます。
このお洒落の姿勢、是非着物でも見習いたい！ということで、
今日は振袖着用時の履き物についてご紹介したいと思います。
1. お草履
まずはやっぱり定番のお草履。
基本的にはお着物の柄や色合いに合わせて選んでいくのですが、
佐沼屋ではバッグとセットになったお草履も多く取り扱っております。
振袖用のお草履は、鼻緒や巻（ソールの横の部分）に刺繍が入っている等
通常のお草履よりも派手だったり厚底になっているものが多いです。
自宅に留袖用や訪問着用のお草履があって、
履きなれているからそれを使おうかな……と思っているお客様は、
事前に店舗にいらっしゃる際に一度実物（もしくはお写真）を持ってきて頂くと
実際に振袖と合わせての確認ができていいかなと思います。
ちなみに、お草履には靴のように細かいサイズ分類がありません。
お草履からかかとが少しだけはみ出すぐらいが美しいスタイルであり、
振袖の裾も踏みにくくなると言われているので、
足に対して少し小さめのサイズを選ぶことが多いです。
最近はソールが柔らかいものや鼻緒ずれしにくいものが増えてきていますが、
慣れないお履き物をいきなり履くのは大変だと思います。
是非店舗に試し履きをしに来てください！
2. ぽっくり下駄
「おこぼ」「ぽっくり」「こっぽり」など呼び方は様々ですが、
その名はどれも歩いたときの音からきています。
京都の舞妓さんが履いているあれ、というと想像しやすいかもしれません。
かなり分厚いソールと、爪先が地面につかないような形になっているのが特徴的です。
最近は軽いものも増えてきていますが、基本的には歩きにくいです。
「ぽっくり下駄でずっと歩く」というよりかは、「撮影用のお洒落靴」と割り切って
履き替える用の靴を持っておいたほうがいいかもしれません。
普段ハイヒールをよく履く方でも「ぽっくり下駄は足が疲れた……」と
おっしゃることがあるので、こちらも事前の試し履きをオススメします。
3. ブーツ
Photo by Syd Wachs on Unsplash
卒業式の振袖袴にブーツをあわせる方も多いので、
イメージしやすいのではないでしょうか。
モダンレトロやレースを使った振袖を選ばれたお客様は
ブーツをあわせられることが多いです。
先日こちらのブログでご紹介させて頂いた
Dress and Kimono lab ラフィネの振袖（1RAF005）の着用画像でも
黒いレースアップブーツを使ってコーディネートしています。
少しヒールのあるブーティやレースアップブーツなどがあわせやすいのでオススメです。
最近ではThe Maison MargielaのTabi BootsやDr. Martensなど
お気に入りのシューズを持ち込まれるかたもいらっしゃいます。
やはり可愛いうえに履きなれていて歩きやすいのが強みなので、
前撮りはお草履を履き、成人式ではブーツを履く……というお客様も！
4. ハイヒール・パンプス
Photo by Mohammad Metri on Unsplash
ブーツに比べると数は少ないですが、いらっしゃいます。
ハイヒールやパンプスに関しては歩きやすさ以前に寒さの問題があるので、
成人式当日よりも前撮りの際に選ばれることが多いです。
こちらもレトロモダンな振袖やレースを使った振袖などによくあいますが、
あまりヒールの低いものだと裾を踏んでしまいかえって歩きづらいかもしれません。
振袖の柄にあわせてレースの靴下やタイツを履くと
さらにオリジナリティを追求しつつ防寒対策もできます！
5. スニーカー
Photo by Amanda Jones on Unsplash
全体的に見るとかなり少ないですがゼロではないです。
ただ、やはりどれだけ可愛いデザインであっても、
スニーカーを履くと一気にカジュアルダウンしてしまいます。
ドレスコードがあるレストランにデニムとスニーカーで行かないように、
成人式にはあまり相応しくないなんていう意見もあります。
例えばシルバーやエナメルのスニーカーをこういうモダンな柄の振袖にあわせたり、
振袖にあわせてスニーカーに刺繍やペインティングを施す方もいらっしゃるそうです！
また、デニム着物やヴィンテージ着物などを持ち込んでスニーカーとあわせるお客様も……！
新成人の数だけ違った振袖の着こなしがあり、
そこに王道はあっても「正解」はありません。
佐沼屋では、お客様に似合うお客様らしい装いをご提供できることを楽しみに
スタッフ一同お待ちしております。
ご興味・ご質問がある方は、
お気軽に佐沼屋呉服店お問い合わせフォームもしくはお電話でお問い合わせください！
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八月を迎え、まだまだ暑い日が続きます。
皆様元気にお過ごしください！
茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。
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