お知らせ

振袖のたたみ方~保管と収納方法~


はじめに
こんにちは!佐沼屋でございます。
余寒厳しき折、お障りなくお過ごしでしょうか。

成人式から早1か月近くが過ぎ、クリーニング中のお振袖がお手元に戻ってくる時期が近づいてまいりました。

タンスやクローゼットに保管する前に、お振袖の保管方法についておさらいしておきましょう。

今回はお振袖に適した保管場所やたたみ方についてご案内いたします。

振袖に最適な保管場所
まずは「お振袖に最適な保管場所」を準備しておきましょう。

お振袖に相応しくない場所は湿気の多い環境です。

水まわりや湿気がこもりやすい部屋、直射日光で高温になりやすい場所での保管は避けましょう。
プラスチック製の衣装ケースや紙製の箱は、通気性が不十分だったり湿気を吸いやすかったりと長期保存に適していません。

風通しが良く、直射日光が当たらない場所で、桐製のタンスやケースを使って保管するようにしてください。
桐には調湿作用や防虫効果があり、お振袖の長期保管場所として最適です。

また、保管する際はタンスや引き出しの上段に入れて、湿気を避けるようにしてください。

定期的にタンスや引き出しを開けて、空気の入れ替えをするのも忘れずに……

防虫剤の使い方
防虫剤はポイントを押さえて使いましょう。

<防虫剤は一種類だけ使う>
いくつも併用すると、化学反応を起こしてシミを作ってしまう原因になります。
防虫剤は一種類だけ使用するようにしてください。

<お振袖の上に直接置かない>
生地の上に直接置くと、その部分が変色したりシミになってしまったりとお振袖を劣化させてしまうおそれがあります。
防虫剤は、たとう紙の四隅に載せるようにしてください。

<防虫剤は定期的に交換する>
防虫剤は半年ほどを目安に交換しましょう。
乾燥剤を使用する場合も同様です。
そのままにしておくと、溜まった水分が原因でカビが生えてしまうおそれがあるので注意が必要です。

また、お振袖を包んでいるたとう紙も1〜2年を目安に交換するようにしましょう。

それ以上使い続けると、紙が湿気を吸ってカビが生えたり、変色やシミができたりと回復が難しい状況に至ってしまいます。

振袖のたたみ方

お振袖の縫い目に沿ってたためば、シワにならずきれいにたたむことができます。
お振袖のたたみ方の手順をご紹介いたします。

①左側が衿、右側が裾になるようにお振袖を広げます

②自分からみて手前側の前身頃を脇線に沿って内側に折ります

③手前側の身頃をおくみ線に沿って自分の方に折り返します
 衿を内側に折ります

④自分からみて奥側の衿とおくみを③で折った衿とおくみの上にぴったりと重ねます

⑤奥側の脇線を手前側の脇線の上に重ね合わせます
 左右の袖も重ね合わせます

⑥重ね合わせた袖の上側を身頃の方に折り重ねます

⑦身頃を半分に折ります(裾を肩の方まで折ります)

⑧両手で生地の左端(肩と裾)をしっかり持ち、全体を裏返します

⑨手前の袖を身頃に重ね合わせます

以上がお振袖のたたみ方です。
たたみ終わったらたとう紙に包んで桐のタンスやケースに入れて保管してください。
防虫剤や乾燥剤は先述した内容を参考になさってください。

佐沼屋では大切なお振袖のメンテナンスも承っております。
ママ振や姉振など、しばらくお袖を通していないお振袖があれば、佐沼屋までご相談ください。
佐沼屋着物クリニック

最後に
寒い冬の終わりも、もうすぐです。
お体に気をつけて、元気にお過ごしください。

◇ ◇ ◇

茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。

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