【振袖コラム】梅雨時におさえておきたい!お振袖の正しい保管方法をご紹介♪
はじめに
こんにちは!
佐沼屋です。
梅雨入りの時期を迎えました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日のブログでは、お振袖の正しい保管方法をご説明いたします。
特に雨の続く梅雨などは、きちんとお手入れをして保管しておかないと、お振袖が痛んでしまいます。
これからお振袖の購入をご検討されている方も、ぜひ読んでみてくださいね。
お振袖の保管方法
お振袖は適切な方法で保管しておかないと、生地が痛んだりカビが発生し、着られなくなってしまいます。
保管をする前にきちんとお手入れをし、シミやしわ、汚れがないか確認しましょう。
保管前のお手入れ
お振袖を保管する際に、もっとも危険なのが湿気です。
まずは脱いだ後の湿気を取り除きましょう。
お振袖を脱いだら着物、帯、長襦袢をハンガーにかけ、直射日光の当たらない風通しの良いところで数時間~半日程度干します。
こうすることで湿気が抜け、シワが伸びます。
ただし、長時間干しすぎると袂や裾がたわんでしまうので、注意が必要です。
干し終わったら、柔らかいブラシか乾いた布でホコリを取り除きます。
このとき、シミや汚れがないか確認しておきましょう。
シミや汚れがある場合は、クリーニングが必要です。
佐沼屋ではお手入れのプロ「きものケア診断士」がお振袖のメンテナンスを行っています。
お困りの際はお気軽にご相談くださいね。
たたみ方
保管する際にシワにならないよう、正しい方法で畳みましょう。
振袖
①左手側に衿が来るように広げる
②手前の下前(お振袖を着たときに下になる部分)を脇線で折る
③下前のおくみ(衿から裾までの細長い半幅の部分)を手前に折り返す
④左右の衿先を合わせる
⑤衿を整える
⑥両方の脇線を合わせる
⑦左袖を反対側に折り返して見頃に重ね、たもとの先を折り返す
⑧裾を肩までもってきて二つ折りにする
⑨肩山と見頃の下側を持って裏返し、手前の裾を見頃に合わせる
⑩見頃の長さに合わせて袖を畳む
⑪たとう紙か風呂敷で包む
長襦袢
①左手側に衿が来るように広げる
②脇縫い線に合わせて下前、上前の順で内側に折る
③下前の脇縫い線が見頃の中心に来るように折る
④下前側の袖を中央で折り返す
⑤上前側も同様に内側に折る
⑥上前側の袖を折り返す
⑦裾を持って全体を二つ折りにする
帯
①模様を上にして広げ、半分に折る
②もう一度半分に折る
③さらにもう一度半分に折る
帯は和紙を挟んで畳むと、模様が剥がれたり痛んだりするのを防ぎます。
特に金箔や銀箔を使用した帯を保管する際は、和紙をあてるようにしましょう。
保管場所
お振袖の適切な保管場所は、湿気が少なく風通しの良い、直射日光の当たらない部屋です。
仕舞う際は、桐タンスへの収納がおすすめです。
桐は湿気を吸う性質を持つほか、虫を寄せ付けないという効果もあります。
桐タンスをお持ちでない方で、これから用意するのが難しいという場合は、桐の衣装ケースがおすすめです。
洋服などを収納するプラスチックの衣装ケースは、湿気がこもりやすいため不適切です。
また、着物専用の保存袋でも代替可能ですが、こちらはシワになる可能性があるほか、重ねて置くことができないので、注意が必要です。
また、乾燥剤と防虫剤を一緒に入れることをおすすめいたします。
これらは着物や帯などに直接触れないように入れてください。
タンスや衣装ケースを部屋に置く際は、壁から10㎝程度離したところに設置しましょう。
また、長期間の保管でお振袖が痛むのを防止するために、定期的に風を通しておきましょう。
タンスを開け放したり、包んでいるたとう紙を開く、陰干しなどを半年~一年に一度は行うとよいでしょう。
いかがでしたか?
お振袖は一度購入すると一生の宝物になります。
適切な方法で保管し、長く愛用してくださいね。
お振袖のお手入れでお困りのことがあれば、「きものケア診断士」がいる佐沼屋にお問合せください。
着物お手入れのプロが、最適な方法で大切なお振袖をクリーニングいたします。
最後に
梅雨寒の折、ご自愛専一にてお過ごしください。
◇ ◇ ◇
茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。
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