自由にアレンジ!振袖姿をより華やかにする帯締めの結び方8選!
こんにちは!佐沼屋でございます。
桜の花が咲く頃となりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
前回、帯締めの種類や選び方のポイントなどについてご紹介しましたが、今回は帯締めの結び方についてご紹介します。
帯締めの長さや種類によってできるもの・できないものがあるかと思いますので、やりたい結び方に合った帯締めを選んでみても良いかもしれません。
帯締めの歴史
初めに、帯締めの歴史について触れていきます。
着物を着るために帯が使われるのは皆さんご存じですよね。
この帯が緩まないよう、サポートの役割を果たしているのが帯締めです。
帯締めはもともと、江戸時代に貴族や武士が使用していました。
主に、円柱状に巻いた布に綿を詰めた「丸ぐけ」が中心に使われていたようです。
現代では、コーディネートとしての役割が大きく、紐やバックル、リボン、革、レースなどさまざまな素材のものがあります。
なお、帯締めを使うのは女性だけで、男性には使用しません。
アレンジし放題!帯締めの結び方8選
さてここからは帯締めの結び方をご紹介します。
基本の結び方から変わり種まで、8つの方法を紹介しますので、ぜひお手元に帯締めを用意して、どんな形になるか試してみてください。
本結び
帯締めの基本となるのが「本結び」です。
この結び方をベースに、余った両端の部分でさまざまなアレンジができます。
なお、本結びだけだと上品で洗練された印象になります。
- 帯締めを背中側からまわし、おなかの前で左右同じ長さになるように持ちます。
- 帯締めを引っ張りながら、右手に持っているほうを下にして交差させ、上になっている紐を、帯と帯締めの間に通して結びます。
- 結び目を押さえながら下になっている紐を右に向け、上にある紐を下におろして輪を作り、そこに通します。
- 最後に、結び目を上から軽く押さえて平たくすれば完成です。
- 余った両端の部分は、帯との間に挟んでおきましょう。
寿結び
寿結びとは、先ほどの本結びが逆さまになったような形をしています。
帯締めの先端が上向きになり、お祝い事や慶事にぴったりです。
水引のような形をしているのも特徴的です。
- 帯締めを背中側からまわし、おなかの前で左右同じ長さになるように持ちます。
- 帯締めが上向きに、かつ左側が上になるよう交差させます。
- 右側にきた紐を真下に折りぎゅっと締めたあと、反対側の紐を下に垂らして輪を作ります。
- その輪に、右側の紐を通して固く結べば完成です。
藤結び
基本の結び方をボリュームアップさせ、大人っぽい印象に仕上げるのが藤結びです。
丸組や丸ぐけの帯締めを使用する方におすすめです。
- 帯締めを背中側からまわしておなかの前で左右同じ長さになるように持ち、右手に持っているほうを下にして交差させます。
- 右側にきた紐を、帯と帯締めの間に2回通します。
- ぎゅっと締めたあと、右側の紐を左のほうに持っていきます。
- もう片方の紐を下から上に折り、おなか側から先ほどの帯締めとの間に2回通し、左右に引っ張れば完成です。
花結び
花結びは、本結びが基本となっています。
振袖にお花が描かれている場合、その印象とマッチしてかわいらしく仕上がるでしょう。
- 帯締めを背中側からまわして、片方の帯締めが3cmくらい長くなるように持ちます。
- 長く持ったほうを帯締めとの間にくぐらせてぎゅっと縛ります。
- 上に出ている紐で輪を作ってから、下に出ている紐を上に持ち上げます。
- 持ち上げた紐で輪を作って先ほどの輪の中に通したら、3の紐を引っ張ります。
- この時、片方の帯締めは上に向いているかと思いますので、その紐を帯と帯締めの間に通してもう一つの花びらを作ります。
- 下から出てきた紐を、再度、結び目と帯の間で挟むようにしながら上に持っていき、もう一つの花びらを作ります。ここまでで3枚の花びらができています。
- 最後に、長く残っているほうの紐を使って6と同様に花びらを二つ作り、形を整えたら完成です。
クローバー結び
その名の通り、四つ葉のクローバーをかたどった結び方です。
緑の振袖を着る方に特におすすめで、かわいらしく華やかな印象になります。
なお、この方法は花結びとやり方が同じで、花びらを四つにすることで完成となります。
ハート結び
ピンクやホワイトなど、かわいらしい色の帯締めを使う際におすすめなのがハート結びです。
また、平組・丸組の帯締めだとよりかわいさが引き立ちます。
- 本結びもしくは藤結びをします。
- 片方の紐で結び目に向かって輪を作り、結び目の下から上に通します。
- 上から下に向かって輪を作り、2で作った下の輪に通します。
- もう片方の紐も同様に行います。
- 最後に、帯締めの端をハートの下の部分でクロスさせて完成です。
リボン結び
この結び方は、平組・丸組・丸ぐけ、どれにでもぴったり合います。
長めの帯締めを使えば、リボンを大きくすることもできます。
- まずは本結びをします。
- 帯締めの両端を、おなか側で下から上に通します。
- 斜め下に折り曲げて輪を作って結び目の下に通し、形を整えたら完成です。
ト音記号結び
「誰ともかぶりたくない!」「音楽が好き」という方におすすめなのがこのト音記号結びです。
あまり見ない結び方ですので、周囲に個性的な印象を与えます。
- 片方の紐が長くなるように本結びをします。
- 長いほうの紐を斜め上に持ち上げ、小さな輪を作ってから紐の先を帯との間に通します。
- ト音記号の形になるように形を作り、最後の直線を結び目の後ろを通して固定すれば完成です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した結び方は誰でも簡単にできる方法です。
難しければ親御さんと一緒にやってみたり、鏡を見ながら形を整えてみたりしてください。
また、佐沼屋では500本以上の帯締めをそろえています。
見るだけでも構いませんのでお気軽にご相談ください。
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茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。
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