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振袖が着崩れしたときの自分でできる直し方とは?着崩れる原因や事前準備も解説


こんにちは、茨城で創業205周年の振袖専門店「佐沼屋」でございます。

成人式では長時間振袖を着用しますが、よくあるお悩みのひとつが「着崩れ問題」です。
一生に一度の思い出を写真に残すことも多い日だからこそ、美しい着姿をキープしたいですよね。
しかし、振袖は洋服と違って着慣れていないこともあり、「気がついたら着崩れていた」「帯が下がってきた」など、着崩れの悩みは多くの方が経験しています。

そこで今回は、振袖の着崩れの原因や対処法、事前の準備でできる予防策まで、詳しくご紹介します。

振袖が着崩れる主な原因

まずは、なぜ振袖が着崩れてしまうのか。その主な原因を理解しておきましょう。

着付けの不備

もっとも多い原因が、着付けの不備です。

振袖のコーディネートは振袖本体だけでなく、肌着や長襦袢、帯、帯揚げ・帯締めなど多くのパーツで構成されており、それぞれのバランスが大切です。
一部がゆるかったり、位置がズレていたりすると、時間が経つにつれて全体の着姿も崩れてしまいます。

特に以下のようなポイントは要注意です。

  • 腰紐や伊達締めの締め方がゆるい
  • 帯の位置が下がっている
  • 背中や脇のシワが多い
  • 襟元のバランスが左右でずれている

長時間の移動や動作

振袖を着たまま長時間座ったり歩いたりすると、当然ながら着物に負荷がかかります。

特に立ったり座ったりの動作や、写真撮影でポーズを取ったりする動きは、知らず知らずのうちに着崩れの原因になります。

暑さ・湿気・汗

着物は基本的に通気性があまりよくないため、暖房の効いた屋内や夏場のイベントでは蒸れて汗をかきやすくなります。
これが原因で肌着や長襦袢が滑りやすくなり、ズレてくることがあります。

着る人の体型や姿勢

体型に合っていない振袖を無理に着付けると、どこかにしわ寄せが起こり、結果的に着崩れのリスクが高まります。

また、姿勢が前かがみだったり、猫背になっていたりすると、帯がずれやすくなったり、襟が開いてしまったりすることも。

【関連記事】振袖のサイズ選び完全ガイド!長さの目安や失敗しないためのポイントを解説

着崩れを防ぐための準備と工夫

着崩れを防ぐには、事前の準備とちょっとした意識が重要です。
以下のポイントをおさえておきましょう。

経験豊富な着付け師に依頼する

一番の安心は、信頼できる着付け師にお願いすることです。
特に成人式や卒業式など長時間着用する日は、着崩れしにくいようにしっかりと固定しつつも、苦しくない着付けができるプロに頼むのがおすすめです。

佐沼屋では、プロによるヘアメイク・着付けがプランに含まれています。
ご不安な点はお気軽にお伝えくださいませ。

インナーや補正アイテムを活用する

振袖の下には、肌着や長襦袢だけでなく、補正タオルやウエストパッドなどの補正グッズを入れることで、身体の凹凸をなくし、振袖がフィットしやすくなります。

補正がしっかりしていると、衣紋(着物の後ろ襟の部分)が安定し、襟の開きも崩れにくいです。
また、身体の丸みに合わせた補正で帯の位置も安定しやすくなるメリットも。

特にウエストが細い方、肩幅がしっかりしている方などは、補正をしっかり入れることで着崩れを防げます。

着用中の姿勢に注意する

振袖を美しく保つためには、正しい姿勢をキープすることも大切です。

  • 背筋をまっすぐ伸ばす
  • 肩の力を抜き、首をやや上に向けるイメージ
  • 腰を反りすぎず、体の中心に重心を置く

長時間立っていると疲れて前かがみになりがちですが、それが着崩れの引き金になります。
写真を撮られるときも、「軸を中心に保つ」ことを意識すると◎

着崩れしてしまったときのセルフ応急処置

どんなに気をつけていても、動いているうちに着崩れてしまうことはあります。

でも焦らなくて大丈夫!ちょっとしたテクニックで、自分でもきれいな状態に近づける応急処置が可能です。
慌てずに以下のポイントをチェック・調整してみましょう。

襟元がゆるんできた場合

襟元が開きすぎたり、下がってきたりした場合は、軽く首の後ろで引っ張るだけでも衣紋のラインが整います。
襟が内側に入り込んでいる場合は、化粧室などの鏡を使って、内側から手を入れて引き出すときれいに戻せます。

  1. 襟の内側(肌襦袢・長襦袢)を整える
  2. 跡が残らない衣類用両面テープで長襦袢の襟と振袖の襟を固定
  3. 胸元の伊達締めを手で軽く押さえてなじませる

ゆっくり落ち着いて整えれば、崩れを最小限に抑えられるでしょう。

購入した振袖の場合は、長襦袢と振袖の襟の重なり具合を確認し、目立たないところでピンなどで仮止めするのもひとつの方法です。

帯が下がってきた場合

帯が下がると全体のバランスが崩れて見えるため、できればその場で帯揚げや帯締めを締め直すようにしましょう。
帯揚げの結び目を少し上に持ち上げ、帯全体を軽く上へ持ち上げるような感覚で整えれば、見た目がグッと安定します。

  1. 帯の上部を持ち上げ、背中側で「帯山の高さ」を確認
  2. 中に薄手のタオルやハンカチを挟み、持ち上げ感を出す
  3. 両面テープやクリップで帯揚げを仮固定する

帯の崩れがひどい場合は、無理に自分で直そうとせず、プロの着付けスタッフや美容室に頼むのがベストです。

なお、背中の帯山の崩れ、襟元や胸元の左右差などを確認する際は、折りたたみミラーがあると便利です。

袖や裾が落ちてきた場合

袖が落ちる原因は、脇の紐がゆるんでいる場合が多いです。

  • 鏡で確認しながら袖口を軽く内側に引き上げ、紐を結び直す
  • 軽度な崩れなら袖を内側に折り込んで両面テープで固定する
  • 購入振袖の場合は安全ピンで軽く仮止めする

また、裾がだらんとしてきた場合は、着付けたときの「高さ」に戻るようにウエストから布を調整し直しましょう。

おはしょりがずれた場合

おはしょり(帯の下の布)がヨレてきたり、モコモコとはみ出してきたりしたときは、帯の下から指を差し入れ、布のラインを整えつつ左右均等に広げるように調整します。

  1. 鏡の前で、はみ出た部分を内側に押し込む
  2. ミニタオルなどをウエスト部分に入れて隙間を埋める
  3. クリップなどで一時固定し、帯で押さえるように調整

おはしょりは「ピタッと平ら」に見えるのが理想です。
布のたるみは中に入れて整えましょう。

まとめ

振袖の着崩れは誰にでも起こりうるトラブルですが、正しい着付けとちょっとした意識で防ぐことができます。

また、ご自身でもある程度直すことができるので、事前に対処法を知っておくと安心です。
大切な1日を安心して楽しむためにも、準備を万全にして、美しい振袖姿で素敵な時間を過ごしてくださいね。

他にも振袖を着ることへの不安や疑問があれば、お気軽に佐沼屋スタッフまでご相談ください。

◇ ◇ ◇

茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。

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