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振袖が苦しい理由&対処法とは?苦しくない着付けや振袖選びのポイントまで解説


こんにちは、茨城で創業205周年の振袖専門店「佐沼屋」でございます。

成人式をはじめ、結婚式やフォーマルなパーティーなど特別な日に着ることの多い「振袖」。華やかで美しく、日本の伝統を感じられる衣装ですが、「とにかく苦しい!」という声も少なくありません。
実際、着付けが終わった途端に「息がしづらい」「早く脱ぎたい」と感じてしまう人は多く、振袖を敬遠してしまう原因になっていることも。

この記事では、なぜ振袖が苦しく感じるのか理由を解説するとともに、少しでもラクに着るための対策やコツをご紹介します。
成人式当日や前撮り撮影の日を快適に過ごすために、ぜひ参考にしてみてください。

振袖はなぜ苦しい?主な4つの原因

振袖を着ていると苦しく感じる原因は次のとおりです。
また、成人式当日の体調やコンディションにも左右されます。

1.着付けの締め付けが強い

着物は、体のラインを整えるために「補正」を行います。
特に、振袖のように格式の高い着物は着姿の美しさが重要視されるため、補正は欠かせません。

補正では、帯や腰ひも、タオルやさらしなどを使ってしっかりと固定します。
そのため、慣れていない人にとってはどうしても「締め付けられている」感覚が強くなってしまいます。

2.呼吸が浅くなる

帯が胸のすぐ下あたりで締められるため、胸式呼吸がしづらくなり、自然と呼吸が浅くなります。
これも「苦しい」と感じる原因のひとつです。

3.体温調節がしづらい

振袖は何枚も重ね着をするうえ、素材もしっかりしています。
そのため体温(熱)がこもりやすく、蒸し暑さによる苦しさを感じやすくなります。

4.慣れない姿勢で長時間過ごす

振袖姿では背筋を伸ばして美しく立つ姿勢が求められます。
また、座るときは背もたれで帯がつぶれないように、椅子に浅く腰掛ける必要があります。

長時間同じ姿勢を続けることで疲労がたまり、結果的に「しんどい」と感じてしまうのです。

振袖の苦しさを軽減する方法

「振袖=苦しい」というイメージを持っている方も少なくありませんが、実はちょっとした工夫や事前の準備で、苦しさはかなり軽減できます。

無理をせず、休憩を取りながら過ごすことで、特別な一日を最高の思い出にすることができますよ。

事前に着慣れておく

可能であれば、本番前に一度着付けの練習をしてもらうのがおすすめです。
着物に少しでも慣れておくことで、当日の不快感を軽減できます。

佐沼屋でご予約いただいたレンタル振袖は、前撮り撮影後に一度お振袖をお預かりし、シワや汚れを点検したあと、成人式の2ヶ月前にご納品いたします。
ご購入の場合は、お買上日より2ヶ月~3ヶ月後※に納品となります。
(※商品の加工内容により、3ヶ月以上になる場合がございます。)

そのため、成人式までの期間で自由に振袖を着ていくことが可能です。

苦しくなり始めたらすぐに対処する

万が一気分が悪くなったり、呼吸が苦しく感じたりしたら、無理をせずにすぐに対処することが大切です。

例えば、以下のような方法で一時的に楽になることがあります。

  • 静かな場所に移動して深呼吸する
  • 帯の位置を少し下にずらす
  • 着崩れない程度に帯締めや紐を緩める
  • みぞおちを避けて胸紐の結び目を結び直す
  • 衿元や袖口から空気を入れて体温を調整する

何よりも「無理しない」ことが最優先です。

意識して休憩を取る

成人式や前撮り撮影など、振袖を長時間着て過ごすイベントでは、こまめな休憩がとても大切です。
特に以下のタイミングで意識的に座ったり、深呼吸したりして、身体の緊張をほぐすようにしましょう。

  • 撮影の合間
  • セレモニーの前後
  • 食事の前後
  • 会場の移動中

また、振袖姿だとトイレに行くのも一苦労です。
できるだけ快適に過ごすために、水分をとるタイミングやトイレに行く時間をあらかじめ計画しておきましょう。

姿勢をリラックスさせる

立ちっぱなし、座りっぱなしなど同じ体勢が続くと血流が滞りがちになります。

また、成人式はいつもより緊張しているぶん疲れやすくなります。
立っているときや座っているときに軽く足を動かす、呼吸を深くゆっくりとするなど、リラックスを意識しましょう。

軽く肩を回したり、帯に影響しない範囲でストレッチすることもおすすめです。

苦しさを軽減する!着付けの工夫

振袖が苦しいと感じる原因は、着付けの方法や体型に合わない着方にある場合も多いです。
ここでは、できるだけ快適に過ごすための工夫をご紹介します。

着付け師に「ゆるめ」をリクエスト

振袖の着付けは、見た目を美しく保つために、ある程度の締め付けが必要とされますが、苦しくなりすぎてしまっては元も子もありません。

経験豊富な着付け師さんは、苦しくなりすぎないように締め具合を調整してくれます。
事前に「苦しくなりやすい体質なので、少しゆったりめにお願いします」と伝えておくことも大切です。

特に以下のような部分は、調整してもらうと楽になりやすいポイントです。

  • 腰紐の締め具合
  • 伊達締めの位置
  • 帯の高さと締め加減

無理に我慢せず、きちんと伝えることで自分に合った着付けに仕上げてもらえます。

体に合った補正を選ぶ

補正は「盛る」ことが目的ではなく、着崩れを防ぐためのものです。
必要以上の補正を入れすぎると苦しくなるため、自分の体型に合わせた適度な補正を心がけましょう。

紐をかけてもらう際、息を止めるのではなく、大きく深呼吸した状態で締めてもらうと◎

ワイヤー入りのブラは避ける

普段着用しているワイヤー入りのブラをつけたまま振袖を着ると痛くなりやすいです。
下着は和装用のブラか、ノンワイヤーのスポーツブラを着用しましょう。

苦しくない振袖選びのポイント

着付け方法だけでなく、そもそも「自分に合った振袖選び」をすることも、快適に過ごすための大きなポイントになります。

サイズが合っているかを確認

振袖が体型に合っていないサイズだと、着崩れを防ぐために締め付けが強くなってしまい、苦しさの原因になります。

  • 身長に合った身丈か
  • 肩幅や袖の長さが合っているか
  • ウエストやヒップ周りに無理がないか

など事前の試着で必ずチェックし、サイズ感に違和感がある場合はお店の人に相談しましょう。

【関連記事】振袖のサイズ選び完全ガイド!長さの目安や失敗しないためのポイントを解説

軽めの生地を選ぶ

振袖の中でも、生地の厚みや装飾の重さには差があります。
重厚感のある正絹の振袖は格式が高いですが、長時間の着用にはやや疲れやすい場合も。

苦しさを避けたい場合は、軽めの生地や柄が控えめなものを選ぶと安心です。

まとめ

振袖が「苦しい」と感じてしまう理由はさまざまありますが、自分に合ったサイズの振袖を選び、着付け時には苦しくないように工夫をしてもらうことで、かなり快適に過ごすことができます。

「どうせ苦しいから」と諦めるのではなく、「どうすれば快適に過ごせるか」を考えてみることで、当日をもっと自分らしく楽しめるようになります。
せっかくの晴れの日。気持ちよく美しく、振袖姿を楽しんでくださいね。

他にも振袖を着ることへの不安や疑問があれば、お気軽に佐沼屋スタッフまでご相談ください。

◇ ◇ ◇

茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。

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